計画診療システムとは?

別の章でも触れましたが、「成人の歯科治療」の特徴は、今残っている「歯」を如何に「長期間」保存し、「健康的」に「機能」させて、「不自由」のない快適な「食生活」を送れるようにする「お手伝い」をすることができるかが「治療」の「主体」となることです。

お口の中の「機能回復」、「機能の増進」そして「機能の維持」を実現するのが、「オーラルリハビリテーション」です。
「口腔機能診断」で得られた情報を元に「根治的」「口腔機能」「改善」や「回復」を図る「オーラルリハビリテーション」「考え方」が重要です。
「永久歯」が「萌出」してから「時間」がかなり「経過」していますので、「再発」などを繰り返しながら「病因」や「病態」が「複雑」になり、「難治性」に「進行」、「変化」していることも「成人」の「口腔疾患」の「特徴」です。

「成人の歯科治療」においては、「対症療法」では、「再発」の連鎖を食い止めきれませんので、「絡み合って」しまった「病因」を一つ一つ解きほぐし、整理しながら「計画的」に「治療」を進めることが特に必要となってきます。
「行き当たりばったり」のその場しのぎの「対症療法」では、将来的なお口の中の状況は、ほぼ「運まかせ」といっても過言ではありません。
他の章で述べた、「歯」を失う3つの「原因」を見逃さず、「根治的」に「解決」することによって、「障害」を受けた様々な「口腔機能」を「回復」させ、「一時的」ではなく「長期」に渡って「健康」を「維持」することが「治療」の「中心」であり「目的」となります。
成人の歯科治療

「長期的」な「健康の維持」「達成」するためには、「正確」な「診断」に基づいて、できるだけ「効果的」かつ「効率」よく「病因」や病気の「連鎖」を断ち切り「再発」の繰り返しによる「歯」の喪失という「悪い」流れを変えて行かなければなりません。

そのためには、「患者様」一人一人に対して、将来的な「口腔内」の「経時的」な「健康状態」の推移「予測」しながら、より「効果的」かつ「効率的」「治療方針」「治療手順」などをあらかじめ「計画的」に作り上げ、それに沿って「計画的」に「治療」を進めていかなければなりません。

原因除去療法
当クリニックの治療は、「原因除去療法」が中心になります。
一口腔単位で「機能診断」を行い、「病因」を「特定」した上で、「根治的」な「治療」をより「効果的」かつ「効率」よく進めるために、治療の「優先順位」を含めた「治療計画」をお一人お一人の患者様に立案します。

残っている「歯」の「状態」は、どれ一つとして同じものはありません。
かなり「弱って」いるものから、ほとんど「健康」に近いものまでが「混在」している状態です。
だからこそ、「一口腔単位」「口腔機能」の「回復」を考えなければ、本当の意味での「回復」は望めませんし、「治療」の「手順」や「方法」は、「治療」の「効果」や「結果」に結びつくので「患者様」ごとに、丁寧に策定しなければなりません。

「一本」「一本」の「歯」は、それぞれ「独立」していますが、どの「歯」掛け替えのない「存在」であり、例え、数が少なかろうが「歯」を失うことになれば、「残された歯」への負担「影響」は、無視できません。
全ての「歯」が揃って、ひとつの「器官」として「機能」するといっても過言でないかもしれません。
ですから、すでに「歯」を失っている場合、元々あった「健康的」な「口腔機能」は、「不完全」な状態になっていることを知り、「残された歯」への「影響」をできるだけ小さくしながら、「機能」の「改善」や「回復」そして「維持」を図る必要があります。
一度取り戻した「健康」を長く「維持」することも大切です。

「計画診療」「治療」が終了しても、そこは「ゴール」ではなく、将来へ向かっての「スタートライン」と言うことを忘れてはなりません。
「計画診療」による「治療」は、「治療」が終了した時点を境として、これから始まる「将来」への「スタートライン」にできるだけ「多く」の「元気」になった「歯」を揃えることを『目標』とします。
自分一人では「長く」機能できない「歯」でも、周りの「歯」の力を借りて「人生」という「ゴール」に向かって一緒に歩んでいかなければなりません。
「経時的」な「推移」を「予測」しながらの「オーラルリハビリテーション」ですから、途中で「脱落」する「歯」もあるかもしれませんが、それも「織り込み済み」の上で、「口腔機能」の「維持」を図っていきます。
これが、「計画診療」の最も「大切」で「鍵」となる考え方です。

計画診療

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