第三十二章 自費治療の落とし穴

第三十二章 自費治療の落とし穴

歯科治療には、大きく分けて保険治療と自費治療という二つの区別があります。

何度か説明したように日本の保険制度では、虫歯や歯周病、外傷や腫瘍などの疾病が発症してしまった事後の治療が保険治療の給付対象になります。

そして、出来高制といって、病気になった場合どんな治療をどれだけ行ったかが保険制度の算定のベースになってますから治療した疾病が治癒するか否かは保証されていません。

あくまでも、どんな治療を行ったかが保険治療の算定の焦点になっています。

その結果として、日本の歯科治療の再発率はアメリカなどに比べても高く再治療を繰り返す傾向が強くなっていることは非常に残念ながら否めない現状です。

再発した場合の再治療も日本では保険で治療できるからです。

再治療するということは、治癒していなかったことを表します。

痛みが止まったとか、腫れが引いたとか、穴が塞がったとか。

これらは、対症療法です。

その歯が、生涯にわたって健康的に機能してくれるかとは別の次元の話です。

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